コンサルタントは、何を仕事にするのでしょうか。

実際、私も30歳までの職歴でコンサルティング会社に就職したこともなければ、仕事を依頼したこともありませんでした。

つい1年前までそんな状態であった自分が、自身で経営する会社の名義で見積書や請求書に「コンサルティング業務として」と書いたものをお客さまへお渡ししているわけですから、ふと考えてみれば不思議な話だと思ったりもします。

せいぜい、本を通じて知る大手コンサル事務所が事業とするような「大型プロジェクトの進行役」という程度にしか理解がなかったわけです。

じっさい、普通に生活をしている分にはコンサルタントのお世話になることはないでしょう。

では一体、コンサルタントとは何なのでしょうか。

Consultantを字義通りに翻訳すれば、「相談役」となるわけですが、恋愛相談を受けているように相手の話を聞き、自分だったらこうするな、と意見するようなことをしているわけではありません。

私がご依頼いただく業務としては、補助金の計画書を共に作成したり、新規事業立ち上げの際にサービスの骨子や各所を埋めたり、業務フローを洗い出してLarkのアカウント設定やカスタマイズ構築を行ったりと、成果物を納品することが要件となる業務が多くを占めるわけです。

少し考えてみれば当たり前の話ではありますが、関係性も名も無きコンサルタントへ報酬を支払い、単に経営相談として壁打ち相手となってほしい、などというニーズを持つ人はまずいないでしょう。

たとえ難関資格の中小企業診断士であっても、依頼する側からは有償でコンサルティングを依頼する対象として見なされていないのが現実です。

（そのため、公費を入れた「よろず支援拠点」などという制度があるわけです）

名乗ってしまえば誰でも「コンサルタント」なわけですが、よほど名の知れた方でない限りはやはり、実務の伴う納品物に対してフィーを頂く、ということの積み重ねでコンサルティング業の大半は成り立っているのだと思います。

そして、それらの成果によりお客様から一定の評価を頂けて初めて、より抽象度の高い業務もお任せいただける、というのが巷のコンサルタントとしての現場実感です。

最後に、エンドロールとして65の業務内容を列記しておきます。GPTが出してくれました。