[事例紹介]#養鶏場のDX~Larkは販管ツールやCRMとしても秀逸である
はじめに
LarkはDXツールの最終進化形として、社内のコミュニケーションツールを主な導入理由とした事例が増えてきております。
弊社も1ユーザーとして、その凄さを日々実感しておりますが、実はCRMや受注管理などの面でも大活躍のツールであることをご存じでしょうか。
この記事ではBase※の機能を軸とした、受注・生産・販売管理を一元化したツールとしての事例を紹介させていただきます。
(※Larkの主要機能の一つ。データベースを直感的に扱うことができ、様々なワークフローを編成できるもの)
販管ツールやCRMについてはそれぞれに特化したSaaSが数多く存在しますが、スマホでチャットでの通知を受けたり、他の業務との連携性に優れた自動化を迅速に、かつ柔軟に組み込みができる点等、Larkならではの魅力がたくさんあります。
「受注から販売までのオペレーションに時間を取られてしまう」
「必要な生産量や受注状況がタイムリーに把握できない」
「オペレーションが属人的で、社内に共有されていない暗黙知が数多く存在する」
など、業務の非効率さに課題意識をお持ちの企業さまは是非ご参考ください。
なお、14日間の無料デモをお試しいただくこともできます。ご関心のある方は、お問い合わせフォームよりご回答ください。
事例の事業概要
ここでは、養鶏場A社をモデルとして紹介いたします。概要としては下記の通りです。
従業員数30名の中小企業。
A社は自社で生産から販売までを一気通貫して行っており、約30種類の商品ラインナップを約100の得意先(卸売・小売・飲食店・施設)及びEC上での直接顧客に対して販売している事業者。
それぞれの注文に対する「納品希望日」に合わせて採卵し、商品ごとに異なる梱包したうえで配送する、というオペレーションが生産から配送までの流れ。
得意先については、取引量に応じて「クラス」分けがされており、4段階の掛率設定。
30種類の商品の中には卸売専用のものがあり、この場合は注文をkgや円、個など異なる単位での発注を受けている(小売・飲食店・施設では商品の数量が唯一の単位)。
※商品や顧客の名称などについては架空のものとして置き換えております。
従前の課題
A社は電話やFAX、メールやLINEなど、得意先ごとに異なる方法で受けた注文内容を社内のグループラインに共有し、マネジャーがそれらを手入力でExcelに転記し、集計した結果から生産指示をしたり、受注状況を把握したりする従来の方法に煩わしさを抱えていました。
また、異なる単位での注文情報を生産サイドへ共有する際に生産数量の規格であるkgへ換算する方法も曖昧な状態であり、正確さに欠けている状況でした。
そこで、まずは受注フォームを設けて受注内容の規格をそろえるところから始め、受注情報がタイムリー且つ正確に転記できれば全社的に相当な時間の削減になるのでは?と直感するところから、Larkでの注文一元化システムに取り組むこととなります。
Larkを使ったシステムによって解決したこと
注文フォームで受けた内容が生産側・販売管理のそれぞれ求める形式で、タイムリーに反映されるように
生産ダッシュボード・販売ダッシュボードではっきりとわかりやすい表示がされ、オペレーションの進捗が明確に
農林水産省に提出が必要な帳票である[卵価安定基金]のシートに即転記ができるようになり、毎月3時間程度掛けていた集計作業がほぼ0に。
機能面で工夫したポイントについて
Base内の各シートにおいて、それぞれ構築に工夫した点は下記の通りです。
なお、それぞれの具体的な内容については次回以降の記事で1つずつ紹介させていただきます。
フォーム
カテゴリに紐づけられた商品種別のみが表示されるような設定
カテゴリと商品種別によって、受注の単位がそれぞれ表示(kg,円,個)
受注表
☑を入れると受注済みから梱包済みへとステータスが変わる
上記の変更に対して、生産ダッシュボードの集計量が変更される
顧客マスタ
最終注文日をfilter関数で抜き出して、3カ月間注文がない顧客のフォローアップ
掛率設定を汎用としていることにより、受注表からタイムリーに売り上げを集計できる
- (より細かく設定すれば)現金払いと掛け払いをそれぞれ設定しているので、集金タイミングごとに売り上げ集計も可能に
商品マスタ
商品種別ごとに異なる単位をすべてkg及び円換算し、生産ダッシュボード・販売ダッシュボードに転記する際のマスタデータとして登録
サイズを指定・未指定として種別ごとに分け、未指定の商品種別は受注時に選択(指定することもしないこともできる)できるようにする。
Larkの素晴らしいところ
①圧倒的な利用料の安さ
このような販管システムはおそらく、導入に百万円単位・ランニングコストに数万円程度が掛かるため、費用がネックとなって見送っている事業者様も多いのではないでしょうか。
しかし、Larkは20名までの組織利用で基本的な機能を無料で利用することができ、自社で設定ができれば構築費ももちろん無料です。
構築にプログラミングの専門知識が必要となるわけではないため、ある程度の学習時間を割くことのできる方はご自身でもかなりのシステムが開発できるはずです。かくいう私も非エンジニアです。
業務効率化は進めたいけれど、お金はそれほど掛けることができない、というようなジレンマを解決したい事業者様はぜひLarkをお試しください。
②ほんとうに、驚くほどオールインワン
今回の記事ではその趣旨から、Baseの機能を活用したシステム構築に限定して記述してきたのですが、Larkは「Googleとzoom、slack、notionをすべて統合したような」アプリケーションです。カレンダーやチャット、ビデオ会議などについてもすべてを搭載しているのにも関わらず、それぞれの専用ツール機能に全く引け劣らない五角形の大きさが魅力です。
私はこの半年ほど、誇張抜きにLarkとchrome/safariで99.5%のデスクワークが完結しています。これ以上ないほどのオールインワンアプリです。
③美しいUI、楽しいUX
そして最後の推しポイントとして、UIの美しさとUXの楽しさを挙げます。
仕事で毎日目にするのであれば、画面は美しい方が良いに決まっていますし、入力したりデータチェックしたりするのも楽しくできる方が良いに決まっています。
LarkはPCのみならず、スマホのUI/UXまで考えに考え抜かれているため、触っていて楽しいとさえ感じます。
一説によれば、「1缶のエナジードリンクを飲んで誤魔化せるちょうど3.2倍の」倦怠感の発生を抑えます()?
なお、弊社はLarkの導入支援や構築のコンサルティングについて、現在無料相談を受け付けております。
お気軽にご相談ください。